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年をとると、人は自分に2つの手がある事に気づきます。

 

1つは自分を助ける手。そして、もう1つは他人を助ける手。

 
これはオードリー・ヘップバーンの名言ですが、この名言がオードリー・ヘップバーンの名言と知ったのは、最近の事です。

 

ある時、私の通う図書館が面白い事を始めました。

 

図書館の部屋の入口に本棚が置かれて、そこに利用者が寄贈した本を置いて、利用者が好きに持ち帰って良く、要らなくなったら元に戻すといった、いわばボランティアのようなシステムでした。

 
私は当時、引っ越しを進めていた為、要らない本が結構あったので、それを寄贈してみました。それから1週間ほどして、その図書館に行ってみて私は驚きました。

 

自分の寄贈した本以外に、たくさんの本がそこに並んでいたから。私は読まなかったけれど、鬼平犯科帳シリーズなど、全巻揃っていて、なかなか圧巻でした。

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私がその時手に取ったのは、村上春樹の「風の歌を聴け」だったのですが、その本を読み終わった最後のページに、先に書いたヘップバーンの言葉が書きなぐられていました。

 

私はそれが誰の言葉かは分からなかったのだけれど、何か自分が本を寄贈した事を、その言葉が認めてくれたような気がして、それまでより寄贈する本の内容についても、それを読んだ子どもが性格を歪めそうな物を避けたりするようになりました。

 

地域に住む自分より若い人の事を考えないといけないと感じたのは、それが最初でした。

 

そして、あれから10年以上経ってしまいましたが、つい最近、オードリー・ヘップバーンの名言集をネットで見ていて、先の言葉に再会したのでした。

 

どこか懐かしく感じ、鬼平犯科帳を寄贈した人は、どこか本を寄贈する事を、どこかの誰かである私と張り合っていたのではないかと思ったりして、少し可笑しくなりました。

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